如実智見 ~あるがままに観る~
如実とは「あるがまま」ということ、如実智見とは、
「あるがままに見、あるがままに知る」という意味です。
仏教において一番基本となり、かつ最も重要なことのひとつは、
この「如実智見」です。
仏教は智慧の宗教と言うこともできます。この場合の智慧とは、
単なる知識ではなく、ものごとの本質を見抜くような力、
洞察力などを意味します。
覚りとは、真実を知ることであり、それは「如実智見」によって成されます。
あるものをあるがままに見ることができなければ、
覚りを得ることはできません。
人は見たくないものは見ないようにし、見たいものを見たいように見る
性質があります。
それでは真実は見えません。
偏見や思い込み、自分の価値観を離れて、ものごとを見ることが必要です。
自分自身の心も同じです。
自分の心を、いつわりなく、そのままに見ることができれば、
さまざまな不安や悩みは消え去り、覚りに近づくことができます。
多くの人はそれができないので、自己理解が充分に進みません。
「如実知見」は、人が生きていく上で、とても重要なポイントなのです。
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