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苦の根本原因は

苦の原因は、貪(むさぼ)り、嫌悪(けんお)、怒りなどの
渇愛(かつあい)です。
貪りは、財物などをあきることなく求める渇愛です。
嫌悪、怒りも、自分の好み以外のものを排除しようとする渇愛です。

ブッダは、貪(むさぼ)りや嫌悪、怒りが苦を引き起こすことを
観る智慧がないことを、苦から離れられない理由だと考えました。

この智慧のない状態を「無明」といいます。
「無明」こそ根本的な煩悩であり、根本原因である「無明」を捨て去り、
ありのままに観る智慧を獲得することで、苦から離れられるのです。

根本的な煩悩を、貪(むさぼ)り、嫌悪(怒り)、愚痴(ぐち)の3つに
まとめられる事もあります。
貪欲(とんよく)、瞋恚(しんい、しんに)、愚癡(ぐち)の三毒、
略して「貪瞋癡(とんじんち)の三毒」と言われ、
これは大乗仏教でもよく使われます。

「貪りを捨て、怒りを捨て、嫌悪を捨て、愚かさを捨て、
真実を観る智慧を獲得する」
これこそが、ブッダの教えの根幹と言っても過言ではないでしょう。

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