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密教の特徴 ~ 象徴

象徴の活用は密教の大きな特徴です。
密教では、さまざまな法(教え)や概念を、象徴を使って表わしていきます。

象徴を使って、見えないものを見えるものにしていくわけです。

真言密教の中心となる仏は「大日如来」ですが、これは、この世界全体
(世界の本源)を「仏」として現したものです。

目には見えない「この世界を貫く本源的な法」を「大日如来」と
「仏像化」し、祈りや瞑想の対象とするのです。

「大日如来」を「阿」という文字で現せば、「阿字観」という瞑想になり、
清浄で円満な心を「月」で現せば「月輪観」という瞑想になります。

密教では、壇を荘厳し、三鈷杵、鈴、火舎、六器など数多くの法具を使って
修法します。

各法具には、それぞれ意味があります。
例えば六器は、六波羅蜜の象徴として使われます。

曼荼羅(マンダラ)は、世界を象徴的に現したものですし、
護摩の火なども、ひとつの象徴です。

密教の基本は、三密加持という瞑想です。
これらの象徴は、その瞑想をより効果的にします。

禅が何もない(無一物)の瞑想だとしたら、密教は可能なものは何でも使って、
五感をフル活用する瞑想です。

象徴は、そのためにも必要なものなのです。

※六波羅蜜の解説は メルマガ62号(2008/10/3)をご覧ください。

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