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コミュニケーションの3階層構造 ~ SFA

コミュニケーションを、「Be - Do」あるいは「Being - Doing]と、ふたつに分けて説明することがあります。

Be(ing) とは、あり方、姿勢、態度、などのこと。
Do(ing) とは、やり方、技法、手法、などのこと。

ここでは、2つではなくて、3層に分けてみました。

コミュニケーション

【     やり方・技法・手法   】
【     考え方・方針・原則    】
     あり方・姿勢・態度   】

考え方や原則を、BEに入れて説明しているものや、技法ややり方として説明しているものがありますが、別にした方が理解しやすいと思います。

ソリューション・フォーカスの最も特徴的なところは、考え方や原則の部分だと、私は考えています。
やり方や技法は、自由に選べるのが、ソリューション・フォーカスの特徴です。
あり方や姿勢は、コミュニケーション全般に共通するものです。

組織変革や人材育成などの場面でも、「考え方、原則」というのは、すごく大事です。
変化の激しい時代においては、過去のやり方や成功方法が、今では通用しないということがよくあります。
そうすると、やり方や技法を教えても、すぐに使えなくなるわけです。

そうすると、その場その場で最適なやり方を考え出す人、独創性のある人が求められることになります。
しかしそのような人は、自分勝手な方向に走り、組織に迷惑をかけることも見られます。
独創性・自主性と組織性を両立するためには、基本的な考え方や原則を明確にし、それを身につけていることが大切になってきます。


この三階層構造を、私自身に当てはめてみると、

対話・システム思考・意識論・瞑想   やり方・技法・手法
ソリューションフォーカス・MBTI・経営品質   考え方・方針・原則
慈悲・菩提心・三密   あり方・姿勢・態度

みたいな感じです。
これ以外にもいろいろありますが、代表的なものをあげてみました。

あり方の言葉は、仏教・密教のものです。そうあるべく修行中の身です。
MBTI は、ユングの心理タイプ論をベースにしています。
ユングの考えた、人の心の多様性と心の成長という観点が、私の考え方の基本になっています。

やり方、手法は、ほんの一部です。当然、他にもいろいろあります。

このような形で、自分のあり方を整理してみるのも、自身の理解につながり効果的ではないかと思います。

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