コーチングとメンタルヘルスを同時に実現する方法
今企業では、コーチングもメンタルヘルスも重要な課題となっています。
有能な社員を早期に育成するためにコーチングを導入し、うつ、出社拒否、早期退職など、人事面の問題に対処するために、メンタルヘルスの導入をしています。
コーチングとメンタルヘルスは、目的も違えば担当部署も異なるというのが一般的な企業でしょう。
しかしコミュニケーションの観点から見れば、コーチングもメンタルヘルスも同質の現象と見ることができます。
社員のモチベーションやパフォーマンスという観点からみても、コーチングとメンタルヘルスを完全に切り分けてしまうのは、得策とは思われません。
また、メンタルヘルスを社内だけで行うことは大企業でも難しく、外部組織のEAP(従業員支援プログラム)を使うことが一般的です。
しかし、中小企業にとっては、社内にメンタルヘルスの専門組織を設けることも、外部のEAPと契約することも困難なのが実情でしょう。
メンタルヘルスは、問題が発生してから対処するより、問題の発生を未然に防ぐ方が圧倒的に簡単です。
ブリーフ・セラピーの手法を使ったコーチングなら、様々な職場の問題や人間関係に悩んでいる人をサポートしながら、ハイパフォーマンスな社員を育てるということが可能になります。
なぜならセラピーの考え方や手法は、そのままメンタルヘルスになりますし、ソリューション(目標とする状態)を構築するというソリューション・フォーカスの取り組みは、そのまま成果実現につながるからです。
チームやグループなど、組織のパフォーマンスは、組織内のコミュニケーションによって大きく左右されます。
コーチングとメンタルヘルスを統合的に扱うことで、組織全体のパフォーマンスを向上させることが可能となります。
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