密教の誕生
密教の発生時期について正確なことは分かりませんが、
かなり早い時期からその芽はあったものと思われます。
初期大乗経典である般若心経の中にマントラ(真言)があるように、
インド人にとってマントラ(真言)を使うことは、極めて一般的な
ことであったと思われます。
初期においては、大乗仏教とは別に密教の組織があるのではなく、
大乗仏教徒の中に密教的な修行を行う僧が現れ、
それが拡大していったのだと思われます。
大乗仏教には、六波羅蜜を修行する波羅蜜門と、真言門というふたつの法門に
区別されることがあります。
密教は真言門を発展させたと見ることができます。
また密教は、短期間で悟りを得るために考え出されたと言われています。
初期仏教に比べて、広く衆生の救済を打ち出した大乗仏教は、何度も生まれ
変わって修行を積まなければ悟りを得られないという状況になりました。
この世では覚りを得られないという状況をふまえて、この世で幸せになるために、
短期間で悟れる手法が密教であったわけです。
その意味では、密教は大乗仏教に比べて、易行であると考えられます。
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