空海の思想書
しばらくお休みしておりましたが、メルマガを再開します。
今回は、空海の書のなかから思想に関する書を紹介します。
『三教指帰』
『弁顕密二教論』
『秘密曼荼羅十住心論』 『秘蔵宝鑰(ひぞうほうやく)』
『般若心経秘鍵』
『即身成仏義』
『声字実相義』
『吽字義』
『三教指帰』は、若き空海が現した、儒教、道教、仏教の比較論である。
空海が仏教の道へと進む意義を示している。
『弁顕密二教論』は、顕教に対する密教の優位性を説く書である。
空海は、それまでの仏教を顕教、自らの仏教を密教とし、
その優位を説いたのである。
『秘密曼荼羅十住心論』と、その簡略版の『秘蔵宝鑰』は、
空海晩年の著作であり、儒教、道教、顕教を否定するのではなく、
それらを含んだ思想の体系化をなしたものである。
儒教、道教に対する仏教の優位という思想から始まった空海の道は
晩年に、その融合化、綜合化へと進むのである。
そしてその包容性こそ、空海の魅力であり、
また空海密教の特徴であると私は考える。
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