ブログ コミュニケーション心理学

横綱の品格と心技体

朝青龍によって、あらためて品格というものがクローズアップ
されたので、今回は相撲から心を考えます。

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朝青龍の引退により、横綱の品格というものが問われている。
しかし世間では、品格とマナーを混同してないだろうか。

人を殴らないなどというのは、人間として当然の行動であり、
横綱の品格などという大層なものではない。

マナーを守っているから品格があるというのでは、
あまりに横綱の品格をおとしめているだろう。

相撲道では、心技体が必要だと言われる。

この心は、一般市民的、常識的な良い人を意味するのではなく、
双葉山に代表される「木鶏」がごとき心である。

かつて、その心が技となる人は「達人」と呼ばれ、
人格全般にまで及ぶ人は「名人」と呼ばれた。

横綱の品格とは、本来、そういう次元で語られるべきものである。

橋本文隆

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★才能・特徴を活かすための講演

例えば「成果主義」
タイプが違えば、成果主義に求めるものも違ってきます。

タイプを理解すると、人を活かすことができるようになります。

「人間関係が楽になる、心理タイプ別コミュニケーション」
2010年3月14日(日)
講師 橋本文隆

http://www.performanceship.com/blog/2010/01/post-2a70.html

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「空海とNLP・SFA・ナラティブ」。
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コミュニケーション心理学研究所
心のソムリエ 橋本文隆
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上村選手と国母選手

二人の選手が、オリンピックで注目を集めている。
上村選手と国母選手である。

ひとりは、精神的未熟さ、社会性の欠如で叩かれ、
ひとりは、精神の素晴らしさで感動を与えている。

国母選手は、服装を叩かれているのではなく、会見での舌打ちや
ふざけた態度に、非難が集まっているのだろう。

質問に対して自分の考えを言わず、「何て言ったらいいんですか?」と
まわりに聞く主体性の無さに、未熟さが見える。

上村選手は、くやしさを全身ににじませ、涙をながしながらも
しっかりと笑顔でインタビューに応えている。

競技のパフォーマンスなど分らない素人にも、その精神性は伝わってくる。
だから、感動を与えることができる。

アスリートとしての能力、アスリートに必要な精神と
人格、人間性とは、必ずしも一致しない。

しかし、アスリートとしての精神的にタフな環境は、
人間性そのものを高めることにつなげることができる。

よき指導者は、そこまで考えて指導するものである。

橋本文隆

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★才能・特徴を活かすための講演

 タイプを理解すると、精神を高めることにつながり、
 自分と他人を活かすことができるようになります。

「人間関係が楽になる、心理タイプ別コミュニケーション」
2010年3月14日(日)
講師 橋本文隆 

http://www.performanceship.com/blog/2010/01/post-2a70.html

タイプとソリューション・フォーカス

タイプ論のセミナーを控えていますので、セミナーで扱うタイプと
ソリューション・フォーカスの関係をお話します。

タイプというのは、その人が持っている固有の性質を、
モデルとして表現したものです。

人は、ひとりひとり異なる個性を持っていますが、それはいくつかの
パターンに分類することができます。

そのパターンをモデルとして示したものがタイプになります。

タイプが人の性質を現すということは、タイプを知ることによって、
人のリソースを見つけることが出来るということになります。

ソリューション・フォーカスでリソースを発見するときに、
自分にとってリソースになるものを見つけても、
相手にとってはリソースにならないことがあります。

いいリソースを見つけたと思って、そのリソースを中心に話を進めても
相手には、イマイチ入らない場合があります。

「これがあるとすごく嬉しいよね。やる気が出るよね。」とこちらが思っていても、
相手にとってリソースにならないと、相手はそうは思いません。

ですから、タイプを知るということが、リソースを発見し、
コミュニケーションを改善することになるのです。

「人間関係が楽になる、心理タイプ別のコミュニケーション」
2010年3月14日(日)
講師 橋本文隆

http://www.performanceship.com/blog/2010/01/post-2a70.html

職場での悪口

ネットに、先輩から職場で悪口を言われていて
辛いという相談がありました。

会社は、まともに対応してくれないそうです。

いろんな人がいろんなアドバイスをしていましたが、
タイプによって、得意な対応法は異なるでしょう。

ひとつは、まともに相手をしないパターンです。

物理的な危害がないかぎり、格別に嫌な顔もせず、
挨拶などはきちんとし、必要なこと以外は会話せず、
常に相手と距離をとって、自分の仕事をきちんとやります。

自分の世界を守りたい人には、向いています。

もうひとつは、相手との関係の改善に取り組むパターンです。

悪口を言っている人の、いいところを見つけ、それを相手に伝えます。

「~さんのようになりたい」などと第三者に言うことで、
自分が尊敬している、好意を持っている、などの気持ちが
伝わるようにします。

仕事そのものよりも、関係を重視する人には、
この方がいいかもしれません。

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★才能・特徴を活かすための講演

 相手との効果的なコミュニケーションを知る

「人間関係が楽になる、心理タイプ別コミュニケーション」
2010年3月14日(日)
講師 橋本文隆

http://www.performanceship.com/blog/2010/02/post-d0b6.html

本番に強くなる精神

来月、「メンタルを強くする 簡単瞑想呼吸法」セミナーを開催しますので、
これからしばらく、メンタル(精神力)を強くするということについて、
お届けしていきます。

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大切な本番に強い人と弱い人がいます。

その違いを生み出すものは、精神力です。

高い技量や能力を持っていても、精神力が弱いと、高いパフォーマンスを
発揮することができません。

しかし、「精神力とは何なのか?」と問うてみても、
明確な答えは返ってきません。

精神(心)の存在自体、私たちは直接見ることができないため、
「顔が青ざめる」とか「手がふるえる」というような、具体的な
現象からアプローチしていくしかありません。

さまざな器具を使用すれば、心拍数や脳の状態なども、詳細に知ることが
できますが、実践の現場で測定することはまず不可能です。

そこで実践の現場では、自分で認識できる、さまざまな現象を
手がかりとして、自分の精神状態を、望む方向に変化させていく
ことが必要となってきます。

その方法は、数多くありますが、そのひとつとして、
呼吸法は、とても有効な手段となります。

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★本番で力を発揮する

メンタルを強くする 簡単瞑想呼吸法
~ 活力が出てくる メンタルトレーニング ~

2010年4月17日(土)
講師 橋本文隆
http://www.performanceship.com/blog/2010/02/post-d0b6.html

呼吸の位置を変える

前回は、「意識の変化 × 呼吸法」 が、メンタルポジションを
変える有力なメソッドとなることをお話しました。

呼吸法と意識の変化を組み合わせるために、効果的な方法が
呼吸の場所を変えることです。

呼吸は、鼻でするものと思っているかもしれません。
確かに、物理的には、鼻から肺で呼吸します。

しかし、意識のうえでは、頭でも指でも足でも、どこでも呼吸ができます。

そして呼吸の位置によって、心のあり方が変化します。

武道で最もよく使われるのが、丹田呼吸法です。
これは、意識をハラに持っていきます。
ハラの据わった落ち着いた状態を創るには最適な呼吸法です。

これを、腹式呼吸と勘違いしている人がいます。
腹式呼吸は、横隔膜を大きく動かす物理的な呼吸の名称です。

丹田呼吸法は、ハラへの意識が精神への変化をもたらす
呼吸法なので、意味合いが異なります。

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★呼吸によりメンタルポジションを変える

メンタルを強くする 超速瞑想呼吸法
~ 活力が出てくる メンタルトレーニング ~

2010年4月17日(土)
http://www.performanceship.com/blog/2010/02/post-d0b6.html

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